降級制度が廃止されて引退が早くなってしまうとの意見をみたことがありますが、今のところそのように感じた事はありません。
JARで勝ち上がれなくて地方で条件を満たしてJRAに復帰した時は1回勝つと2勝クラスになってしまうので、相手が強くなって壁に当たってしまわないか心配にはなります。
キャロットは意外とあっさり引退してしまう印象がありますが、ユニオン、ノルマンディーは粘る印象があります。個人的には1勝クラスで勝ち上がれる力があるのなら、地方からの復帰を目指してもらいたいと思っています。
成長が遅い馬にとっては降級制度の廃止は厳しいものだと思います。最近ではユニオンのデュアルウィールドとノルマンディーのエンシャントロアがJRA復帰後に1勝クラスで勝っています。まだ2勝クラスで勝ち負けできていませんが、全く通用していないとも思っていません。
なんとか前進してくれたらと思って成長を期待しています。どちらも父がアイルハヴアナザーの牝馬でユニオンとノルマンディーで初めて出資した馬です。
あと3歳重賞で2着して古馬との対戦になった時に1つクラスを飛ばすかたちになって厳しさを感じたことがあります。
ユニオンで出資しているラプタスが4連勝でオープン馬となりましたが、対戦相手がクラスで停滞している馬と同じく昇級初戦の馬がほとんどでした。降級してこないので上のクラスで実績がある強敵(他が弱いというわけではありません)がいませんでした。
この点は以前から降級制度廃止でプラスの点だと思っていました。オープン初戦のバレンタインステークスでは登録馬が多かったですが、クラスが上がったばかりなので賞金的に有利なので出走することができました。
獲得賞金と過去1年間で獲得した賞金の合計で出走順位が決まるので、オープンに上がって1年経ってしまうと賞金順位で不利になり出走したいレースに出走できなくなってしまいます。
2着が続くと出走が厳しくなってしまいます。2着が続いていればハンデ戦の場合、ハンデ上位の馬に優先権があるようなので出走できるみたいですが。
キャロットで出資しているカテドラルは2019年の4月にアーリントンカップ2着の賞金がありますが、もう少しで1年経ってしまうので賞金加算しないと出走が厳しくなってしまいそうです。
降級制度廃止になって不満には思っていませんでしたが、地方から復帰した馬が1勝クラスで勝って、あたりまえですが2勝クラスになってしまうので厳しいと思っています。
1回勝てた事は嬉しいのですが・・・2勝クラスで通用するよう成長を願うばかりです。